ダイエットで耳が悪くなる?!


ダイエットで耳まで痩せると…

急激にダイエットすると身体の各所が痩せすぎてしまい、必要な組織まで痩せすぎで機能がおかしくなってしまうことがあります。耳もそのうちの1つ。ダイエットによる体重減少に伴い、耳管の周囲組織が痩せすぎて耳管が広がってしまい、それによって不快な耳鳴りを起こすことがあります。

中耳の圧を調節する「耳管」

「耳管」は鼻の奥と中耳腔をつないでいる管で、大気と中耳の圧を同じにする働きがあります。「耳管」は物を飲み込む時にだけ開きます。高い山や飛行機の中で耳が詰まった感じになるのは、中耳腔と大気圧に差ができて鼓膜が引っぱられる感じになるからです。この時ツバを飲み込むと、そうした不快感がなくなるのは、「耳管」が開くことで、圧の差が無くなり詰まった感じが直るからなのです。

「耳管」が開きっぱなしになると・・・

「耳管」は、物を呑み込む時以外は中耳を守るために閉じています。これが常に開いた状態になってしまうのが「耳管開放症」。「耳管」が開きっぱなしになってしまうと、息をすったり吐いたりするだけで、耳が詰まった感じがしたり、シューシューと空気が通り抜けるような耳鳴りが生じてしまいます。物理的に耳管を狭くすれば症状は改善するのですが、狭くしすぎると耳管狭窄症という別の病気を発症させる危険があるのです。

耳の組織の自然回復を待つ

鼓膜にテープを貼って動きを制限することで、鼓膜が動いてしまうことによる不快感を抑えるといった対処療法を施すことはできます。しかし根本的な治療は時間をかける必要があります。急激なダイエットが原因であれば、減った分の体重を元に戻すか、それ以上減らないように維持して、日常生活に必要な耳の組織が自然に回復するのを待つのです。

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