温度差で起きやすい・・・自律神経の乱れ

温度差が大きいと・・・

夏から秋にかけては日によって、もしくは一日の中での温度差が大きくなり体調を崩しやすくなります。特に影響を受けやすいのが自律神経のバランスで、これが崩れると身体がだるくなったり食欲が落ちたりして、身体の不調を招きます。

過敏性腸症候群

自律神経の乱れやストレスが重なると出やすい症状の1つが「過敏性腸症候群」です。ストレスが引き金になって大腸機能に異常をきたす病気で、「下痢や便秘が続く」「腹痛や張りなど不快感を伴う」「ストレスが増大すると症状が重くなる」「夜中に腹痛はない」「血便はない」「体重は減っていない」といった特徴があります。ストレスを感じると痛みを感じる神経が過敏になり、正常な腸のぜん動運動だけで腹痛を感じてしまうのです。

生活改善と食事改善を

過敏性腸症候群はストレスが引き金になる病気ですが、生活改善と食事改善で7〜8割の患者が治癒します。ビタミン類や食物繊維をなるべく摂り、冷たいものは摂らない方が良いようです。ただしあまり食べ物を制限するとそれ自体がストレスとなり、さらに悪化することもあります。何より大切なことは食事をする際の雰囲気で、楽しくおいしく食べることが良いのです。そして、元々の原因となっているストレスを解決しないと治りにくいという面もあります。

入浴で自律神経を整える

自律神経を整わせるために利用したいのが入浴です。入浴中に交感神経と副交感神経のどちらが優位に働くかについては、お湯の温度に左右されます。38度から40度程度のぬるめのお風呂に入り、副交感神経の働きを高めるとリラックスして自律神経を整わせやすくなります。さらに、足の指の付け根には自律神経の通り道があるので、お風呂の中で足の指を開いたり閉じたりすることで自律神経が活性化して、自律神経が整いやすくなります。

    

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