聞いたことありますか?〜VDT健診
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最近は仕事でパソコンを使う機会が増えています。パソコンだけに限らず、テレビや携帯情報端末など、表示画面をもった情報端末をVDT(Visual Display Terminal)と呼びます。こうした機器は大変便利なものですが、使い過ぎによる健康トラブルを起こしやすく、これを総称してVDT症候群と名付けられています。
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長時間のパソコンワークは、眼や上半身の疲労を招きやすく、精神的ストレスも引き起こしやすくなります。そこで、パソコンワークが多い人を対象にした健診が行われるようになり、「VDT健診」と呼ばれています。平成14年に策定された厚生労働省のVDT作業ガイドラインで、VDT作業の多い人には年1回の定期VDT健診を行うことをすすめています。
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現在のところ、この健診は企業主体で行われることが多く、費用や時間コストがかかることから、一部の大企業が行っているに過ぎない状況です。しかし、パソコンワークによる健康障害の影響が多くなると心配されるにつれ、今後この健診は一般的になっていくのではないかと思われます。
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目・肩・腕など肉体的機能状態と、ストレスなど内面的な状態もチェックします。
◎業務歴・既往歴
携わってきたパソコンワークの中身と過去の健康障害の有無の確認
◎自覚症状の有無
アンケート調査や問診
◎眼科的検査
視力検査(遠見・近見)・屈折検査(近視・遠視・乱視)・斜視検査など
◎上肢障害検査
握力検査・指タッピング検査・ピンチ力検査
※健診を行う検査機関や主催企業により検査内容や方法に違いがあります。
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