食欲コントロール出来ないと、命の危険も!


コントロール不能状態

食欲をほとんどコントロール出来なくなって、食行動に異常が見られる状態、それが摂食障害と言われる状態です。具体的には2つ挙げられ、食欲不振になってしまう方が拒食症、大食になってしまう方が過食症です。最近では、よく聞かれる言葉でしょう。

ストレスが主な原因

こうした摂食障害を起こす原因は複数ありえますが、一番大きな割合を占めるのが、ストレスなのです。患者の約9割が女性と言われていますが、最近では男性の摂食障害も増えているようです。ストレスを感じた時に、それをうまく乗り越える対処法がなかったり、未熟だったりすると、摂食異常という状態に陥ってしまう人が多いようです。

危険な病気:拒食症

拒食症は危険な病気です。様々な精神疾患の中でも、最悪の状態にすすんでしまう確率が高い病気です。軽度でも3%の人が、重度の場合は20%もの高い確率で命を落としてしまうのです。拒食症が重症になりやすいのは、“本人に病気の認識がない”ことが挙げられます。周りの人のアドバイスを聞き入れることが出来ず、自分から医療機関を受診することは、むしろ稀です。周囲が“そのうち本人が気づくだろう”と本人任せにしていると、状況は悪化します。家族や周りの人が早期発見し、早めに医療機関を受診させることが必要なのです。

さらに危険:過食嘔吐

さらに危険なのは過食嘔吐です。ドカ食いをした後に、胃に入った食べ物を全て吐きだすという行為です。体型が変わらないので、周囲の人に気づかれない場合も多く、症状がすすんでしまいがちなのです。こうした症状の場合に、重度になってくると、自傷行為や自殺行為を起こす人が多いと言われています。拒食症と同様、それ以上の早急な対応が必要なのです。

    

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