日常的なだるさは毎日の生活で改善しよう


自律神経の乱れ

身体的な病気やうつ病が理由ではないのに、だるさが抜けないのが日常化している場合には、自律神経が乱れていることが多くあります。自律神経は、活動モードで主に日中に働く交感神経と、リラックスモードで主に睡眠中に働く副交感神経という、2つの神経が交互に働いています。

交感神経が働きすぎると・・・

ストレスが多かったり、生活が不規則だったりすると、交感神経ばかりが働く一方で副交感神経が働けなくなり、寝ても疲れの回復が十分に進みません。冬季うつのコラムで述べたように、朝の光はとても大切なのですが、同じくらい大切なのは「夜に光がない」ことです。部屋の照明を明るくしすぎないことが第一ですが、現代においてそれ以上に問題なのが電子機器です。パソコン、携帯、スマートフォンなど、夜には出来るだけ使わないように意識しましょう。

定期的な運動も大切

疲れすぎてからではオススメできないのですが、疲れるからといってあまり身体を動かさないことも良くありません。グッタリするほど一度にまとめて激しい運動を行なうよりも、週に2〜3回で自分のペースで続けられるエクササイズなどを取り入れましょう。

だるさ解消に効果的な栄養素

だるさ解消には食べるものも大切です。疲労回復に効く栄養素はビタミンB1で、例えば豚肉にはビタミンB1が牛肉の10倍入っています。ただし、豚肉だけでは疲労物質が増えてしまうケースもあるため、柑橘系やお酢などに含まれるクエン酸も一緒にとると効果的です。ちなみに、ビタミンB1は大豆やインゲン豆など豆類にも多く含まれるので、カロリーが気になる人には豆類がオススメです。ダイエットなどで炭水化物を抜く人も増えていますが、身体の疲れをとるためには炭水化物も多少は必要なのです。炭水化物を全くとらないような極端なダイエットはやめましょう。

    

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