ぜひオススメしたい! 「便潜血検査」
大腸ガンのスクリーニング検査

郵便検診として一番オススメしたい検診が大腸ガンの検診です。大腸ガンのスクリーニング検査として行なわれる「便潜血検査」は自宅で採取したほんの少量の便を郵送することで簡単にチェックできます。この検査は、大腸ガンの死亡率を減少させる効果があることが分かっています。

大腸にガンができると・・・

大腸粘膜にガンが出来ると、便がガン細胞の表面をこすることで出血します。肛門に近いS字結腸や直腸にガンが発生している場合は、血便を目で確認できる場合もありますが、奥の結腸にいくほど血が便に混ざってしまい、目視で確認することは難しくなります。ガンがあったとしても一度の検便では結果が出にくいので、二日分の便をチェックする方法が一般的です。

早期発見したいガン

大腸ガンは早期発見できれば治癒率はとても高いので、定期的に検査を受けることが大切です。大腸ガンは男性のガンというイメージがありますが、実際には女性にも非常に多いガンなので、女性も積極的にこの検査を受ける必要があります。簡単な「便潜血検査」によって、大腸ポリープ(良性の腫瘍)や大腸ガン(悪性の腫瘍)の7〜8割を見つけることができると言われています。

まずは試してみよう

まずは検診の第一歩として「便潜血検査」を受けてみましょう。便潜血の結果は、陽性と陰性で示されます。陽性が出るのは検査を受けた人のうち約7%ほどです。陽性結果が出た後に精密検査を受け、直腸指診や注腸造影検査、大腸内視鏡検査などで、出血の原因や良性・悪性の判別を詳しくみていきます。便潜血検査で陽性反応が出た後に精密検査を受けた人の中で、実際に大腸ガンだった人は約3%ほどです。多くは、痔や良性のポリープなどの場合が多いので、恐れずに精密検査を受けましょう。

    

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