女性は骨がスカスカになりやすい!


なぜ骨が減ってしまうの?

骨は一度作られると変化しないように思われがちですが、実は身体の細胞と同じように、絶えず新陳代謝しています。丈夫でしなやかな骨を維持するためには、古い骨を壊し、新しい骨に作り変える必要があるのです。骨の元になるカルシウムが不足したり、骨を作るためのホルモンが不足すると、作る量よりも壊す量の方が多くなって、骨量が少なくなってしまいます。

骨密度が低くなりやすいのは・・・

骨密度が低くなりやすいのは、圧倒的に閉経後の女性。思春期以降の女性の骨を丈夫にする役割は、女性ホルモンであるエストロゲンが担っているのですが、閉経するとエストロゲンの分泌が急激に減ってしまうからなのです。

50代で3割・60代で5割

女性は元々男性に比べて骨が細く、骨量は男性の80%程度しかありません。さらに閉経後はエストロゲンの分泌低下と同時に、骨からカルシウムがどんどん抜けやすくなり、骨密度が急速に減少してしまうのです。50代の女性の3割、60代の女性の5割、70代の女性の7割が骨粗しょう症にかかっているという報告もあります。

若いうちのダイエットが危険!

最近は20代でも骨がスカスカの人が増えています。一番の問題は、若い人たちでダイエットする人が増えていること。通常であれば20代から30代くらいまでに骨量が最大となり、それから徐々に減っていきます。しかし、無理なダイエットを長期間行なっていると、骨量が充分に増えないうちに増加が止まってしまい、骨粗しょう症となる年齢が早まってしまうのです。

    

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